JMICC岡崎研究の研究計画についてお知らせします。
研究目的
「岡崎研究」は,人間ドックを受診した35-79歳の方を2025年まで追跡し,がん・生活習慣病の以下の様な疾患(※)、および,介護,医療費,寿命に関係する生活習慣や体質等を明らかにすることを主な目的としています.将来的に「生活習慣病の予防」を科学的な根拠に基づいて国民に提言していきます.また,生活習慣,体質など指標間の相互関係についても検討します.
(※)主に研究の対象とする疾患
癌、循環器疾患、脳血管疾患、動脈硬化疾患,高血圧症、糖尿病、耐糖能異常、肥満、高脂血症、高尿酸血症、消化器疾患、肝・胆管疾患、腎疾患、呼吸器疾患、血液疾患、骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、自閉症、心理的形質、など
調査の方法
1.ベースライン調査(一次調査)
平成17年度から平成25年度の岡崎市医師会の人間ドック受診者のうち、今回の研究対象年齢の方で、本研究の参加に同意してくださった男女を対象とする調査。
実施内容:生活習慣等に関する質問調査票、血液、尿、健康診断結果
対象者:研究参加時に 35~79歳の岡崎市医師会の人間ドックを受信したものの中で参加に同意したもの
調査時期:平成18年度~平成22年度 で実施
2.二次調査
岡崎研究ではベースライン調査時点から6年後に実施します。
実施内容:生活習慣等に関する質問調査票
対象者:岡崎研究ベースライン調査参加者
調査時期:平成24年度~平成28年度 で実施
3.追跡調査
ベースライン調査から2024(平成36)年度まで(※研究は2035年まで)
実施内容:健診結果、がん登録、死亡小票等
4.現在進行中の研究テーマ
自閉症傾向と睡眠障害
遺伝的形質とピロリ菌感染
コーヒー摂取と生活習慣病
青年期の体型と骨折
多世代同居と主観的健康感
ピロリ菌感染と貧血
(写真提供・岡崎市)